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Asia Mining Forum 2009參加報(bào)告
作者:土居 正典    本源:北京事務(wù)所    更新時(shí)間:2010-2-21 15:22:39

Asia Mining Forum 2009參加報(bào)告


 

Asia Mining Forum 2009參加報(bào)告

<企畫調(diào)査部  大久保 聡  調(diào)査課長 上木 隆司
北京事務(wù)所長 土居 正典 報(bào)告>

 2009年7月2~3日、北京にてAsia Mining Forum 2009〔主催者:決策者経済顧問有限公司“CDMC-China Decision Makers Consultancy)〕が開催された。以下、本稿ではその會(huì)合の概要について報(bào)告する。フォーラムには、國土資源部、中國鉱業(yè)協(xié)會(huì)、探鉱ジュニア、中國の鉱業(yè)コンサルタントといった中國ベースの企業(yè)の他、ジンバブエ大使館といった鉱業(yè)関係者のほか、証券會(huì)社、銀行の鉱業(yè)投資部門といった幅広い分野の講演者を含む合計(jì)約150名以上が參加した。本會(huì)議のプログラムは表1のとおりである。

表1.“Asia Mining Forum 2009”のプログラム
< 第1日目 (7月2日) >
◎セッション1(午前):政府、研究所、企業(yè)の鉱業(yè)市場に関する視點(diǎn)
講演タイトル 講演者
政府の視點(diǎn):世界的資源統(tǒng)合への參加と資源供給安定化 國土資源部國際協(xié)力科學(xué)技術(shù)部長
Liu Shuchen
中國と豪州間の鉱物資源投資と鉱産物貿(mào)易 Australian Federation Freetrade
Organization PTY Ltd,社長 Steve Moon
経済減退下で如何に鉱業(yè)分野で成功するか KPMG、鉱業(yè)部門長
Melvin Guen
中國鉱業(yè):ユーラシアの一部として Eurasia Capital, CEO, TSU Resources,
役員會(huì)主席 Alisher Ali Djumanov
パネル・ディスカッション: 國土資源部國際協(xié)力科學(xué)技術(shù)部長
Liu Shuchen
Australian Federation Freetrade Organization PTY Ltd., President Steve Moon
KPMG、北京事務(wù)所
Melvin Guen
Eurasia Capital, CEO, TSU Resources,
主席役員 Alisher Ali Djumanov The Beijing Axis Group, 常務(wù)取締役
Kobus van der Wath
セッション2(午後・各論):金屬鉱業(yè)の現(xiàn)況
講演タイトル 講演者
量的緩和とドルの今後 Tanzanian Royalty Exploration Corp., CEO
James Sinclair
金の持つ力-Infinity Gold Miningの取組み Infinity Gold Mining Inc,
Daniel Heimowitz
ニッケル市場の概況 Heron Resources Ltd, Managing Director
Matthew Longworth
経済危機(jī)下での鉱業(yè)の発展 邯鄲鉱業(yè)冶金設(shè)計(jì)研究所 所長
Jia Bingguo
中鉱連合基金: 効率的融資戦略と長期回収プロジェクト 中鉱連合基金 CEO
Feng Li
< 第2日目(7月3日)  >
セッション3(午前):不況時(shí)の鉱業(yè)投資
講演タイトル 講演者
中國鉱業(yè)の國際化:その趣旨、傾向、戦略、そして未來 The Beijing Axis Group, 常務(wù)取締役
Kobus van der Wath
ドイツ銀行による鉱業(yè)投資 ドイツ銀行、中國支店、常務(wù)取締役、Richard Li
SGSの鉱業(yè)サービスによるポテンシャル最大化 SGS-CSTC技術(shù)サービス、営業(yè)部長、
Sam Song
香港証券取引所での中國鉱業(yè)のIPO、SEOによるファイナンス 香港証券、北京事務(wù)所代表、
Ren Guangming
鉱業(yè)投資戦略、手法と操業(yè)管理 西安鉱業(yè)科學(xué)技術(shù)発展公司理事長
Li Tian’en
鉱物資源と資本の橋渡し Miningfocus International,理事長
Zhang Zhenyu
セッション4(午後):各國鉱業(yè)の現(xiàn)狀
講演タイトル 講演者
中國鉱業(yè)政策の構(gòu)造 國土資源部 管理開発部長
Chen Liping
モンゴル鉱業(yè)の成長の経済的位置付け モンゴル鉱業(yè)協(xié)會(huì) 會(huì)長
Ganbold Dogsom
ジンバブエでの鉱業(yè)投資環(huán)境と好機(jī) ジンバブエ大使館
大使(代理) H.E.Fredrick Shava


1. セッション1(第1日目午前):政府、企業(yè)の鉱業(yè)市場に関する視點(diǎn)
 政府関係者、鉱業(yè)投資會(huì)社、監(jiān)査法人の鉱業(yè)に対する視點(diǎn)が示され、更に現(xiàn)不況下での鉱業(yè)の今後についてのパネル・ディスカッションがなされた。各講演の概要は以下のとおり:
1-1.“政府の視點(diǎn):世界的資源統(tǒng)合への參加と資源供給安定化”
國土資源部 國際協(xié)力科學(xué)技術(shù)部長 Liu Shuchen
 資源分野での集中化と安定供給に関して中國としての戦略について説明がなされた。ここ5年間、中國の鉄鋼、非鉄金屬の消費(fèi)は10%臺(tái)以上の水準(zhǔn)で成長を続け、2008年には成長が一段落した狀況である。今後、経済成長は鈍化し、金屬等の消費(fèi)も大きな成長はないものの、中國鉱業(yè)の生産水準(zhǔn)、基礎(chǔ)的條件は不変である。中國鉱業(yè)の將來戦略の4本柱として次が挙げられた;

需要を(最大限)國內(nèi)生産で賄う(立足國內(nèi))
中小企業(yè)統(tǒng)合による合理化
相手方とのwin-winによる更なる海外進(jìn)出(走出去)
國益重視の鉱業(yè)法改正


寫真1.講演風(fēng)景(國土資源部 國際協(xié)力科學(xué)技術(shù)部 Liu Shuchen氏)

1-2.“中國と豪州間の鉱物資源投資と鉱産物貿(mào)易”
 Australian Federation Freetrade Organization PTY Ltd,社長 Steve Moon
これまでの中國による豪州での鉱物資源開発に関する実例紹介および両國の鉱物資源貿(mào)易の現(xiàn)狀について説明があった。

1-3.“経済減退下で如何に鉱業(yè)分野で成功するか”
KPMG、鉱業(yè)部門長 Melvin Guen
 2009年の鉱業(yè)の見通しについて見解が示された。経済の不安定な時(shí)期における鉱業(yè)投資の重要性が強(qiáng)調(diào)され、鉱業(yè)プロジェクトを成功させるための戦略が示された。

1-4.“中國鉱業(yè):ユーラシアの一部として”
Eurasia Capital, CEO, Alisher Ali Djumanov
 鉱業(yè)市況、M&Aの概況、中國の海外進(jìn)出についての狀況説明の後、同鉱業(yè)投資ファンドが対象とするカザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、モンゴル各國鉱業(yè)の現(xiàn)況やその地域で活動(dòng)するENRC、Kazakhmysといった企業(yè)の開発ケース・スタディが紹介された。

1-5.“パネル・ディスカッション”
 同セッションで発表した4名に加え、中國専門家としてThe Beijing Axis Group, 常務(wù)取締役Kobus van der Wath氏がパネラーとなり、不況からの回復(fù)に中國鉱業(yè)界がどの程度の期間を要するかの見通しに関する議論に始まり、不況時(shí)のマイニング・カンパニーの対処方法はどうあるべきか、中國鉱業(yè)が海外へ進(jìn)出する際の問題點(diǎn)に関連し、一般的な他國におけるジュニア・カンパニーが探査し、メジャーが鉱山開発を行う構(gòu)造と対比して、中國の走出去(海外進(jìn)出促進(jìn)政策)や資源外交によるアフリカへの進(jìn)出、更にはアフリカでの鉱業(yè)投資の際に考慮すべきリスクなどについて活発な意見交換がなされた。


寫真2.パネル・ディスカッション


2.セッション2(第1日目午後):【各論】金屬鉱業(yè)の現(xiàn)況
 セッション2では、主にジュニア・カンパニーから、それぞれが手掛けているプロジェクトの概要がなされた。また、それ以外にも、中國鉱業(yè)に関する投融資基金の概要や、コモディティの市場価格に対する投機(jī)資金の影響についての講演もあった。各講演の概要は以下のとおり:

2-1.“量的緩和とUS$の今後”
Tanzanian Royalty Exploration Corp., CEO James Sinclair
 コモディティの価格変動(dòng)要因としてデリバティブの形で投機(jī)資金が流入・流出することにより、実需を表していないコモディティの高騰や下落が起こり、これは近年の原油の例に見るとおり、これまでになく顕著な構(gòu)造となっている。不況対策としての量的緩和(金利の上げ下げではなく中央銀行の當(dāng)座預(yù)金殘高量の調(diào)節(jié)によって金融緩和を行う)では結(jié)局、電子的現(xiàn)金創(chuàng)出に過ぎないといった意見が出された。

2-2.“金の力-Infinity Gold Mining社の取組み”

Infinity Gold Mining Inc., Daniel Heimowitz”
 Infinity Gold社がカナダ、中國、ベトナム、パナマで実施している金山開発プロジェクトについて紹介があった。また、カナダは政治・社會(huì)リスクが低く、鉱業(yè)行政が整っており投資環(huán)境が最も良好であり、人件費(fèi)が高い欠點(diǎn)はあるものの、鉱業(yè)投資の面で魅力的な國であることが強(qiáng)調(diào)された。
 同社が安徽(Anhui)省に開発中のSusong金山は、米國Nevada州で代表されるCarlin型金鉱床(石灰?guī)r質(zhì)の堆積巖を母巖とする鉱染金鉱床)に類似するが、埋蔵量(金量)は1~5tと小規(guī)模。初期投資額3百萬US$(300千US$を鉱區(qū)取得及びボーリング探鉱に支出済)、平均品位Au5g/t、粗鉱処理能力は200t/d(73,000t/y)、年産金量は365kgと見込まれる。

2-3.“ニッケル市場の概況”
Heron Resources Ltd .,Managing Director, Matthew Longworth
 ここ數(shù)年のニッケル需給動(dòng)向および価格推移、それらを踏まえ、豪州WA州Kalgoorlieの北東150kmに保有するYerilla Nickel Cobalt探鉱・開発プロジェクトについて、2009年5月29日、Ningbo Shanshan Co.Ltd.(寧波杉杉股N有限公司:リチウムイオン電池製造企業(yè)で長沙市に鉱石処理プラントを設(shè)置し試験操業(yè)中)と合弁契約を締結(jié)し実施中の戦略について説明があった。

2-4.“経済危機(jī)下での鉱業(yè)の発展”
邯鄲鉱業(yè)冶金設(shè)計(jì)研究所、所長Jia Bingguo
 世界的なGDP成長率を比較した上で中國は依然として成長過程にあること、特に鉄鉱石の市場規(guī)模は2008年Q4に低水準(zhǔn)となったものの回復(fù)傾向にある。
また、海外進(jìn)出する際の留意點(diǎn)についても経験に基づき説明があった。

2-5.“中鉱連合基金:効率的融資戦略と長期回収プロジェクト”
中鉱連合基金 CEO Feng Li
 同基金の目的、投融資スキームの概要、中國內(nèi)外での投融資実績および成功プロジェクト例について説明があった。

<基金設(shè)立の主旨>
 中國鉱業(yè)連合基金(China Mining United Fund)は、國家工商局及び國家発展計(jì)畫委員會(huì)の許可を得て、清華大學(xué)鉱業(yè)同窓會(huì)、國內(nèi)外の優(yōu)良鉱業(yè)企業(yè)、金融関連企業(yè)が人民元による鉱業(yè)投資基金を募り、中國鉱業(yè)連合投資有限公司を設(shè)立し、その管理を行うこととなった。
 同基金は、300社以上の優(yōu)良鉱業(yè)企業(yè)による合弁関係、國內(nèi)數(shù)100の生産鉱山と鉱業(yè)権者、米國・カナダ及び國內(nèi)鉱業(yè)資本市場を連攜させて合弁事業(yè)を促進(jìn)し、全世界的に鉱山開発を展開し、世界的な鉱山企業(yè)を創(chuàng)設(shè)することを目的とする。
 將來的には、有利點(diǎn)を活用し、良好なメカニズムを設(shè)立し、投資リスクを軽減し、良好なリターンを確保するという指導(dǎo)において、鉱業(yè)投資に関するリーダー的存在として、資源の有効活用を促進(jìn)し、合弁事業(yè)のルートを拡大し、全株主に対して投資利益を還元する。

<基金の規(guī)模>
 基金募集目標(biāo)は100億元(1,440百萬US$)あるいは相當(dāng)の外貨であり、現(xiàn)狀、第一期として5億元(72百萬US$)の資金により、既に投資プロジェクト目的に出資が開始されている。

<投資対象>
 株式市場上場企業(yè)の価値が低い現(xiàn)狀において、走出去(海外進(jìn)出奨勵(lì)政策)を充分に活用するため、海外投資基金を設(shè)立し、鉱山會(huì)社の買収や株式投資を展開し、參加した鉱業(yè)管理経験に富む中國企業(yè)にプロジェクト管理を依託する。
 香港、浙江省、上海市、江蘇省、內(nèi)モンゴル自治區(qū)、青海省、雲(yún)南省に同投資基金の現(xiàn)地事務(wù)所を設(shè)立し、基金と當(dāng)該地方政府及び現(xiàn)地金融機(jī)関が共同して大規(guī)模鉱山企業(yè)の合弁、開発資源の統(tǒng)合、プロジェクト関連事項(xiàng)、上場前の投資、信用の擔(dān)保、短期貸付等の活動(dòng)を行う。

<投資領(lǐng)域>
 本基金の投資重點(diǎn)対象は、生産段階にある、或いは將來生産拡大の可能性ある鉱種であり、主に貴金屬、非鉄金屬、エネルギー資源とする。本基金は、資本參加や経営管理及びその他方式を通じて企業(yè)経営管理規(guī)模の拡大を促進(jìn)し、上場のために融資し、産業(yè)チェーンとの整合を?qū)g施し、業(yè)界のレベルを高める。

<投資方式>
 原則として、資本參加による投資と買収投資及び資本運(yùn)用に伴う弾力的投資に分けて運(yùn)用することとし、株式投資の制御、分別利用、統(tǒng)合投資、投資方式の活用により、プロジェクト段階に応じて、探査段階で20%、開発段階で30%、生産段階において50%の権益獲得を目指す。

<実績(中國鉱業(yè)連合基金の成功例)>
■內(nèi)モンゴル自治區(qū) 卓資山モリブデン鉱山
 ・初期投資額:3,100萬元(4百萬US$)
 ・投資期間:2年
 ・投資回収額:6.2億元(現(xiàn)金:89百萬US$)+株式49%
 ・投資資金回収率:>2000%
■山西省萬k白B金山
 ・初期投資額:1.8億元(26百萬US$)
 ・投資期間:2年
 ・投資回収額:4.8億元(現(xiàn)金:69百萬US$)
 ・投資資金回収率: 270%
■白石鉄山
 ・初期投資額:4,500萬元(6百萬US$)
 ・投資期間:2.5年
 ・投資回収額:1.2億元(現(xiàn)金:17百萬US$)
 ・投資資金回収率: 300%
<その他の優(yōu)良案件事例>
■中國初の外資との合弁開発金山-山東省大伊各莊金鉱山:70百萬US$
■中國初の外資との合弁開発鉛・亜鉛鉱山-河北省蔡家営鉛・亜鉛鉱山:100百萬US$
■世界最大級(jí)の銅・金鉱山開発-モンゴルOyu Tolgoi銅鉱山(※):>5,000百萬US$
(※:本件については狀況調(diào)査中)
■投資・開発成功事例-維拉斯托鉛・亜鉛等多金屬鉱山
■投資・開発成功事例-黒龍江省大興安嶺北西里バナジウム・チタン・磁鉄鉱鉱山
■投資・開発成功事例-四川省茶盤巖・炭鉱
■投資・開発成功事例-哈勅根臺(tái)銀・多金屬鉱床鉱山
■投資・株式參加成功事例-青海省・魚aS炭田
■カナダ上場企業(yè)KDX社への投資-Allana,KMK

3.セッション3(第2日目午前)“不況下での鉱業(yè)投資”
 鉱業(yè)コンサルタント、実際に鉱業(yè)に融資をしている銀行、証券會(huì)社からリーマン・ショック以後の様な経済不安時(shí)における鉱業(yè)投資の戦略がそれぞれの立場から述べられた。各講演の概要は以下のとおり:

3-1.“中國鉱業(yè)の國際化:その趣旨、傾向、戦略、そして未來”
 Bateman中國支店長、The Beijing Axis Group, 常務(wù)取締役 Kobus van der Wath
プロジェクト數(shù)で見ると4倍に膨れ上がり、地域別で見ると豪州、アフリカでの成長が著しい中國鉱業(yè)の海外進(jìn)出の過去5年の狀況などについて説明があった。
 また、中國の鉱業(yè)投資の成長の概況及び中國のFDI(直接海外投資)が2000年より年間平均成長率が67.6%と非常に高率であり、2009年には世界トップ10入りする勢いであること、その中でも鉱業(yè)のFDIは4位で15.3%と重要な位置を占めていること、とりわけアフリカでの鉱業(yè)投資の成長の度合い・重要度について強(qiáng)調(diào)し、中國の世界鉱業(yè)成長の牽引役としての現(xiàn)狀を、鉱物資源の消費(fèi)シェアや今後のインフラ開発余地の観點(diǎn)から説明した。
 それらの狀況を踏まえた今後とるべき戦略、方向性として次の二點(diǎn)が示された:
中國內(nèi)の資源埋蔵量の増大努力
長期需要・マクロ投資環(huán)境といった優(yōu)位性を考慮した國際的進(jìn)出


 
図1.中國の鉱業(yè)投資プロジェクト分布図(2008年、2003年対比)
(出典:The Beijing Axis Group発表資料 ※プロジェクト一覧の提供を依頼したが丁重に斷られた。小規(guī)模な投資案件も含めると3000件にも及ぶとのこと。)

表2.2008年下期以降の中國企業(yè)による海外鉱業(yè)投資 (出典:中外商通諮洵服務(wù))
時(shí)期 買収者(中國名(公司略)) 買収対象 買収資産
所在國
買収価格
(mUS$)
権益比率(%)
2009年 4月 Minmetals
(中國五鉱集団)
OZ Minerals 1200 100
3月 WISCO(Wuhan Iron & Steel Co
(武漢鋼鉄)
Consolidated
Thompson
240 19.9
3月 Sinosteel
(中國中鋼集団)
Murchison Metals Ltd.   5.85
2月 Hunan Valin Steel Co.Ltd.
(湖南華菱鋼鉄)
Fortescue Metals Group 438 17.6
2月 Jiangsu Huadong
Nonferrous Metals
(有色金屬華東地質(zhì)勘査局)
Arafra Resources Ltd. 5.4 25
2月 Chinalco(中國アルミ業(yè)) Rio Tinto 豪・英 19,500 18
2月 Anshan Iron & Steel Co., Ltd. (鞍山鋼鉄) Gindalbie Metals 108.35 36
1月 Minmetals(中國五鉱集団) Vizirama 南ア   70
2008年 12月 China Union Ltd.
(中國連合)
Refining factory at Bong Iron mines リベリア 2,600  
12月 WISCO(Wuhan Iron & Steel Co武漢鋼鉄公司) Centrex 6.84 15
12月 WISCO(Wuhan Iron & Steel Co武漢鋼鉄公司) Centrex’s 5 iron ore projects 127 50
12月 Hunan Yima Coal Mining Group(義馬石炭鉱業(yè)) Anju Coal Mining Assoc.    
12月 Shougang
(中國首鋼集団)
Mount Gibson Iron Ltd. 110 28.6→40.5
12月 Shenzhen Nonfemet
(中金嶺南有色)
Perilya Ltd. 28.9 50.1
10月 Anshan Iron & Steel Co., Ltd. (鞍山鋼鉄) Vigano   60
8月 Jinchuan Group
(金川集団)
Tiomin 25 70
8月 Hunan Valin Steel Co.Ltd.
(湖南華菱鋼鉄)
Golden West Resources. 23.27 11
7月 China Metallurgical Group Corp.(中國冶金科工) Ramu Nickel Project PNG 1370  
7月 Sinosteel(中國中鋼集団) Midwest 906 51
7月 China Metallurgical Group Corp.
(中國冶金科工)
Cape lambert’ Iron project 367  
※注:Chinalco(中國アルミ業(yè)公司)によるRio Tinto資産買収(斜體文字)は不成立。

3-2.“ドイツ銀行による鉱業(yè)投資”
ドイツ銀行、中國支店、常務(wù)取締役、Richard Li
 一般的な企業(yè)への融資方法、その中で鉱業(yè)にあてはまる方法としてエクイティ・ファイナンス、ストラクチャー・ファイナンスを紹介し、同行の近年の中國鉱業(yè)の狀況・傾向の捉え方、中國を含むアジアでの鉱業(yè)投資の実例について説明があった。

3-3.“SGSの鉱業(yè)サービスによるポテンシャル最大化”
SGS-CSTC技術(shù)サービス、営業(yè)部長、Sam Song
 同グループの石炭受入港や金鉱山での分析研究所の紹介がなされた。

3-4.“香港証券取引所での中國鉱業(yè)のIPO、SEOによるファイナンス”
香港証券、北京事務(wù)所代表、Ren Guangming
 香港証券取引所の市場規(guī)模、上場の條件について説明があった。同取引所はIPOが世界一の規(guī)模でニューヨークの1.5倍、ロンドンの4倍であり、中國鉱業(yè)が今後株式上場する上で大きなメリットがあることを強(qiáng)調(diào)した。

3-5.“鉱業(yè)投資戦略、手法と操業(yè)管理”
西安鉱業(yè)科學(xué)技術(shù)発展公司 理事長Li Tian’en
 実際に鉱山開発に攜わってきた経験から、投資のタイミング・內(nèi)容の適切さの重要性、操業(yè)管理における留意すべき阻害要因について説明があった。

3-6.“鉱物資源と資本の橋渡し”
Miningfocus International 理事長Zhang Zhenyu
 統(tǒng)計(jì)的分析に基づくプライベート・エクイティ・ファイナンス(未公開株式投資)の重要性が挙げられ、投資者も評(píng)価局面で積極的にFSに攜わる必要性を強(qiáng)調(diào)した。

4.セッション4(第2日目午後):各國鉱業(yè)の現(xiàn)狀
 このセッションでは中國政府の他、中國鉱業(yè)に深く関連するモンゴル、アフリカから自國の鉱業(yè)の現(xiàn)況について説明がなされた。各講演の概要は以下のとおり

4-1.“中國鉱業(yè)政策の構(gòu)造”
國土資源部 管理開発部長Chen Liping
 中國の鉱業(yè)関連法規(guī)を含めた鉱業(yè)行政の現(xiàn)狀および今後の方向性について講演がなされた。まず國土資源部の中國鉱業(yè)における役割として鉱業(yè)権の管理、鉱山保安、製錬所操業(yè)管理、価格管理、鉱産物に係る課稅、輸出規(guī)制(レアアース、アンチモンなど)など主だったものが紹介され、現(xiàn)狀での問題點(diǎn)、小規(guī)模生産施設(shè)が多いこと、資源の上流部門と下流部門のバランスの悪さ、國営企業(yè)と民営企業(yè)が混在していることを明らかにした上で、今後の戦略。方向性についての説明があった。

4-2.“モンゴル鉱業(yè)の成長の経済的位置付け”
モンゴル鉱業(yè)協(xié)會(huì) 會(huì)長Ganbold Dogsom
 モンゴルでは鉱業(yè)権が付與されているのは國土の3割に過ぎず、まだ新規(guī)の鉱業(yè)権付與の余地がある狀況を強(qiáng)調(diào)した上で、モンゴルでの鉱業(yè)における外國資本の進(jìn)出狀況を?qū)g例(Oyu Tolgoi銅・金プロジェクト、Saddle Hillウランプロジェクト)を示しつつ紹介した。特にモンゴル経済におけるOyu Tolgoi銅金プロジェクトの重要性は大きくモンゴル経済全體の牽引役となることが強(qiáng)調(diào)された。

4-3.“ジンバブエでの鉱業(yè)投資環(huán)境とそのチャンス”
ジンバブエ大使館 大使 H.E.Fredrick Shava (講演代理)
 ジンバブエ鉱業(yè)は現(xiàn)狀では十分な開発が進(jìn)んでいるのはクロム鉱石だけであるが、白金族など十分なポテンシャルを有することが強(qiáng)調(diào)され、今後の投資促進(jìn)のための政策的準(zhǔn)備があることを強(qiáng)調(diào)した。
セッション4のこれら3カ國からの講演の後は、會(huì)場で參加者間での投資案件に関する商談がなされていた。

5.終わりに
 本フォーラムでは不況下での鉱業(yè)投資がどうあるべきかというテーマに沿って中國の今後の戦略が明示された。中國企業(yè)によるM&Aの狀況のほかモンゴル・CIS諸國におけるM&A狀況、投資銀行はじめ金融機(jī)関や証券會(huì)社、鉱業(yè)投資ファンドの鉱業(yè)投資において果たすべき役割等についても説明がなされた。
直前のプログラム変更、聴き取り難い同時(shí)通訳(中國語→英語)や英文資料の配布が無い場合もあり、本報(bào)告では概要に留めた國土資源部からの講演など重要と考えられる講演內(nèi)容については別途報(bào)告する所存である。

 Chinalco-Rio Tinto、Minmetals-OZ Mineralsの事例に見るまでもなく、中國の鉱業(yè)投資やM&Aは、世界的な不況時(shí)だからこそ好機(jī)と見て積極的な動(dòng)きを見せている。モンゴル鉱業(yè)協(xié)會(huì)會(huì)長の講演後に大勢の中國企業(yè)関係者が歩み寄って名刺交換している狀況は、中國鉱業(yè)界の投資対象がアフリカや豪州のみならず他の鉱産國も視野にあることの証左と見られた。また、參加者を見渡すと中國企業(yè)の若年層が多く、中國鉱業(yè)はますます勢い付いていくであろうとの印象を受けた。
おことわり:本レポートの內(nèi)容は、必ずしも獨(dú)立行政法人石油天然ガス・金屬鉱物資源機(jī)構(gòu)としての見解を示すものではありません。正確な情報(bào)をお屆けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの內(nèi)容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動(dòng)の帰結(jié)につき、獨(dú)立行政法人石油天然ガス・金屬鉱物資源機(jī)構(gòu)及びレポート執(zhí)筆者は何らの責(zé)めを負(fù)いかねます。


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