モリブデン 概要
銀白色の硬い金屬(遷移金屬)。常溫、常圧で安定な結晶構造は、體心立方構造 (bcc) で、比重は 10.28、融點は2620℃、沸點は4650℃(融點、沸點とも異なる実験値あり)。空気中では酸化被膜を作り內(nèi)部が保護される。高溫で酸素やハロゲン元素と反応する。アンモニア水には可溶。熱濃硫酸、硝酸、王水にも溶ける。原子価は +2 価~ +6 価。輝水鉛鉱(MoS2など)に含まれる。資源としては、アメリカで約30%、チリで約30%など、北南米で世界の過半數(shù)を産出している。
モリブデンは、人體(生體)にとって必須元素で、尿酸の生成、造血作用、體內(nèi)の銅の排泄などに関わる。微生物の窒素固定に関しての酵素(ニトロゲナーゼ)にも深く関わっており、地球上の窒素固定量の70%以上は、モリブデンが関與していることになる。
また、植物にとっても必須元素であるため、モリブデン酸のナトリウム塩やアンモニウム塩の形で、肥料として販売されている。
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