|
|
|
| 作者：日刊 本源：日刊 更新時間：2010-9-20 17:51:21 |
ダーツの科學(8)
さて、FATブル設定では、ブルを狙ったほうが良いのだろうか？
ちょっと數學的に検証してみよう。
直徑10cm程度にグルーピングできるダーターを前提に考えてみる。ブルの有効直徑を34mmとして、ブルとシングルの面積比は、ざっくり1対9とする。また、ブルを外したときの期待値は1投あたり10.5だから、
FATブルを中心とする10cm円での3投の期待値は、(10投に1回BULLに入る期待値)
3*(50+10.5*9)/10=43.35 である。
まことに頼りない數字である。10cm程度にグルーピングできる腕前なら、ブル狙いに殆ど意味がないことになる。ちなみに、D-BULL面積をブル全體の1/10としたときの
通常ブルを中心とする10cm円での3投の期待値は、(100投に1回D-BULL、9回S-BULL)
3*(50+25*9+10.5*90)/100=36.6 である。
次に、20Tを中心とする10cmの円を考えてみる。20Tの有効面積は、33mm*10mm程度で全體の1/24程度である。同じ面積で1Tと5Tがあり、殘りの面積が1/5/20となるが、20の面積がやや大きい。微妙だが18Tと12Tも爪の先ほど入ってくるが、これは無視してみる。
20Tを中心とする10cm円での3投の期待値は、(24投に1回20T、9回20S)
3*(60+15+3+20*9+5*6+1*6)/24=36.75 である。
これもかなり痛烈な數字だろう。計算した筆者もショックである。英國式の加點方式でも、20Tを狙うアドバンテージは、爪の垢ほどだろうか。というところで前提を見直してみる。
少し上達して、7cm弱の円內にグルーピングできるダーターを前提としてみよう。少しは気を取り直せるかもしれない。
7cmの円なら、ブルの面積比は、1/4程度に拡大する。
FATブルを中心とする7cm円での3投の期待値は、(4投に1回BULL)
3*(50+10.5*3)/4=61.125
となり、狙う意味が出てくるだろう。通常設定を計算してみる。
通常ブルを中心とする7cm円での3投の期待値は、(40投に1回D-BULL、9回S-BULL)
3*(50+25*9+10.5*30)/40=44.25
となり、先のFATブルになんとなく近い數字である。そして注目の20Tとなる。
20Tを中心とする7cm円での3投の期待値は、やや辛口計算だが(12投に2回20T、4回20S)
3*(60*2+15+3+20*4+5*2+1*2)/12=57.5
となり、通常ブルよりも13ポイント以上高く、FATブルより4ポイント程度低い。だんだん意味のある數値になってきたところで、今日はこの辺で失禮する。
おっと今回の結論は、7cm以內にグルーピングできない腕なら、ブルやトリプルを狙ってもしょうがないということである。そしてこの辺が、BBフライトとBフライトの境目のような気がする。
免責事項:本ホームページに掲載されている事項は情報提供を目的とするものであり、投資勧誘を目的としているものではありません。掲載內容には細心の注意を払っておりますが、掲載された內容に基づいて被った損害については、當社は一切の責任を負いかねます。 中鎢在線采集制作.
|
|
| 文章錄入：Tong 責任編輯：Tong |
上一篇文章： ダーツの科學(9)
下一篇文章： ダーツの科學(7) |
|
| 【字體：小さい 大きい】【發表評論】【加入收藏】【告訴好友】【打印此文】【關閉窗口】 |
|
|
|
|
|
|
